はじめに
小学生のやる気スイッチ、、見つからないですよね。そもそも存在していない気も、、、我が家もいつも「やる気スイッチ」がどこにあるのか、探すのが大変でした。中学受験が終わっても、いまだに、何が「やる気スイッチ」だったのか、、そもそも、「やる気スイッチ」あったのかなぁ、、と思いますが、今から考えると、あれが「やる気スイッチ」だったのかなぁ、、というやり方があったので、書いてみました。
どのやる気スイッチも子供の自主性だけでは難しく、親のサポートが重要なポイントになってきます。全てをやるというよりは、お子さんに合わせて使えそうなポイントを試してみてはいかがでしょうか。
また、今回挙げたヒントは、すべてを常に実施したではなく、日によって方法を変えたり、2週間くらいいしたらやり方を変えるなどをして、子供にとって飽きが来ないように意識していました。
やる気スイッチのヒント集
付箋を使ってやることを明確に
当たり前かもしれませんが、今日、この時間にやる勉強は何かを明確にしておきます。子供は、「何を勉強すれば良いのだろう」、「宿題って何があったっけ」だけで、時間がかかってしまい、なかなか本題である勉強に辿り着きません。もしかしたら、そもそも何をすれば良いのか、わかっていない子供もいるかもしれないので、「勉強しなさい!」ではなく、「今日はこの黄色い付箋部分をやろう!」という声かけになるだけでも動きが違ってきます。
また、付箋を使うと、今日は付箋が貼ってある部分だけやれば良い。1ページ終わる毎に付箋を外せることで、進捗が可視化され、子供にとって終わりが見えることでやる気アップを狙います。
ただ、あまりにも付箋が多すぎると、最初からやる気が無くなってしまうので、色分けなどをして「絶対やる!」と「できればやろう」(できたらご褒美)などの工夫があった方が良いかもしれません。
すぐに勉強ができる環境を準備
我が家では、最初に筆記用具、テキスト、ノート、計算用紙などの勉強に必要な道具をあらかじめ(最初の教科だけ)勉強用の机(我が家ではリビングのテーブル)に準備することで、すぐに勉強に取り掛かれるようにしました。これをやり始めた理由は、鉛筆が、、とか消しゴムが、、とか、なかなか勉強に取りかかれない状況だったためです。
最初のとりかかりとしては良かったのですが、これはやりすぎ感がありますし、子供の自主性を損ねる気がしてきたため、途中からは筆記用具はいつも同じところに片づける癖をつけ、テキスト類は棚を4段(国語・算数・理科・社会)に分けて、今週の勉強に必要なテキストやノートをあらかじめ整理することで、子供が簡単に準備できるような工夫をしていました。
ここでのポイントは、すぐに勉強に取り掛かれる工夫があった方が良いという事です。
ホワイトボードなどを使って一緒に勉強する
我が家では、ホワイトボード(大きめのやつ)を購入しました。ホワイトボードなどのツールの具体的な活用方法は、別に書こうと思いますが、子供と一緒に勉強するツールとして活用すると、雰囲気が変わり子供の勉強への姿勢も変わりました。
例えば、「計算問題を親と競争する」「漢字をホワイトボードに大きく書く」「解説の内容をホワイトボードで一緒に考える」などの子供と一緒に親も勉強するツールとして活用することで、子供のやる気を引き出すことができました。
勉強時間は15分刻みに
子供の集中力は短いと言われています。そのため、勉強時間については、色々と工夫しました。その中で一番短いサイクルパターンは15分単位になります。15分勉強して5分休憩。また15分勉強して5分休憩。この5分休憩の使い方が難しく、最初は子供の好きにさせていたのですが、そうするとYoutubeを見たり、本や漫画を見て、5分で勉強に戻れなくなってしまったので、5分で制御できるように一緒にUNOやトランプ、体を動かす立ち相撲などをしてうまく時間をコントロールしました。我が家ではアレクサなどのスマートスピーカーを使ってタイマーを毎回設定することで、子供も能動的に動くことができました。
遊び方は子供の興味に合わせて、短時間に終われるものが良いと思いますが、勉強するときに集中力が上がるのは、しっかり遊んだ後だったように思えます。
勉強時間は長くても45分
「15分刻みは流石に短すぎて、問題がほとんど解けない。」とか、「せっかく集中し始めたところで止めるのはちょっと、、」という場合でも、45分ぐらいである程度休憩を入れた方が良いと思います。長時間やっていると、子供も疲れてきて集中力が低下します。
60分間の中に合わせて15分の休憩(5分×3回や、5分+10分など)を入れる事を意識することで、勉強状況に合わせた勉強時間設定できます。
勉強始めは取り組みやすい問題から
勉強を始める時に、一番難しい問題を先にやってしまいたい!と、思ってしまいがちですが、まずは簡単な問題、とても楽しいと思える問題を最初にやることで、勉強モードに変えるきっかけにします。最初に難しい問題に取り組もうとすると、時間がかかってしまい、イライラしてしまったり、取り組むまでに時間がかかってしまったり、終わってもやっと1つ終わった、、になりますが、簡単な問題から進めれば、やらなければならない問題数が減るのも早くなるので、やる気向上につながります。
「何時間勉強する」ではなく「問題数、ページ数などの勉強内容」で管理する
子供のやる気スイッチを入れる方法で最も効果があったのが、この方法になります。今日は8時間勉強したから良いとか、夜遅くまで勉強したから良いとか、どうしても勉強時間で管理しがちになると思います。しかし、このプリントが終わったら勉強はおしまいとか、このページが終わったら勉強はおしまいで良いとすることで、子供の集中力が格段に上がります。
この方法を取り入れる際の注意事項は、早く終わっても勉強を追加しないこと。また、子供の力量をしっかりと見極めることが重要になります。我が家でも試行錯誤をしながら、最終的に時間ではなく勉強内容で管理すことができるようになりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。子供の性格は人によって全く異なります。今回のヒントが1つでも皆さんにとって参考になれば幸いです。トライ&エラーは大変だと思いますが、覚悟を持ってサポートをしていきましょう。